三条からの電話

三条鍜冶集団に連絡をしたその翌日だっただろうか。見慣れない電話番号からの連絡であった。

電話の主は、三条製作所で現在日本剃刀を製作されている水落さんであった。
水落さんに修理を依頼し、またその数日後に連絡を受けた。

「砥ぎがよくないね。弧を描くように曲がってるということは、砥石が凹んでるんだよ。砥石を真っ直ぐにしないと。」とのことであった。
また毎日砥ぐ必要はなく、切れなくなったときに砥ぐもんだよと、ネットに溢れてる情報の誤りを教えてくださったのであった。